「1級建築士は、『それでは仕方がない。娘に問題が起こっている』と言いました。」

「親から子供へだけでなく、子供から親へ経絡的な影響があるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。だから、親は子供の健康が気がかりなのです。」

「親子の経絡に連動性があるという仮説を知らなくても、直感的に、子供の健康が気がかりになるということですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。1級建築士は娘の病気について話したくないようなので、『話したくないタイプの病気なの』と聞いてみました。」

「1級建築士は何と答えたのですか」と町会長。

「『そうなんだ』というので、困りましたね。」

「なぜ、困ったのですか」と町会長。

「娘さんを見たことがないので、適切なアドバイスができないからです。」

「なるほど」と町会長。

「しかし、強度のうつ病のような精神性の疾患ではないかと思いました。」

「それで、どうしたのですか」と町会長。

「1級建築士には、フォスファチジルセリンを勧めただけだったので、ビタミンD3を勧めてみました。」

「お嬢さんにではなく、1級建築士に勧めたのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。お嬢さんについては何もわからないので、1級建築士に、『ビタミンD3を飲めば脳の機能が上がり、その結果体力が上がります。効き目が確認できたらお嬢さんにも飲ませたらどうですか』と言ってみたのです。」

「なるほど」と町会長。

「その時は、そこで話が終ってしまったのですが、1カ月後に話したとき、『体力が思い切り上がった』と言っていました。」

「薬が効くタイプは得ですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「娘さんは、どうなったのですか」と町会長。

「自分の体力が上がったので、娘さんにも飲ませたようです。しかし、『効いたかどうかは分からない』と言っていました。」

「なるほど」と町会長。

「それで、一見しただけでは病状が分からない病気なんだと思いました。」

「やはり、強度の鬱なのですね」と町会長。

2021/10/22

<水道後記46>
複合継手は水道レンチを使って締めたが、パイプエンドは手で思い切り締めただけで、水道レンチは使わなかった。離脱防止金具の小ねじも締めなかった。

立水栓に複合継手を接続して蛇口をひねると思わぬことが起きた。パイプエンドの1つが吹き飛んだのだ。元栓は水漏れのためにわずかしか開いていないのに、蛇口をひねって1分も経たないうちにパイプエンドが吹き飛んだのだ。<続く>

2024/10/8